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2007年2月12日 (月)

本田透『喪男の哲学史』(講談社)

 哲学を「二次元と三次元」「モテと喪」という観点から読み直していて、かなり分かりやすく解説しています。特にオタクなら、より理解できるのではないかと。というかかなりのオタク擁護になってます。道を誤るとヒトラーとかマルクスみたいに危険なところに行ってしまう、とも書いているけど。
 ただ、ここに出てくる哲学がほとんど西洋のものだというのが難点。東洋思想はブッダくらいかな。近代になってようやく西洋でもブッダと同じ考えが生まれた、っていうような記述からすると、東洋思想はブッダで十分だと言いたいのかもしれないけど、やっぱりきちんと書いておかないといけないと思うなぁ。特に、現代日本の恋愛資本主義批判が一つのテーマとしてあるんだから、せめて日本の思想史は必要なんじゃないかな。日本のことは東洋的・日本的な視点もないと、完全には理解できないと思うんだけど…。オタク文化が隆盛した理由が、敗戦で三次元は虚しいものだと知ったからっていうのはさすがにそれだけじゃないだろう。
 まあ西洋哲学についてはよく分かったし、なかなか面白かったんだけどね。…と、よく考えたら他の著作読んでないことに気が付いた。ああ、全然ダメだぁ…。

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